企業の課題のほとんどは経営者の固定観念にある

経営者向け

RECOMOの橋本 祐造です。

今回は、企業が抱えるいろいろな課題のほとんどが、実は「経営者の固定観念にある」という話をさせて頂きます。

経営をしていく中で目先の課題が起きます。そういった中で一番のポイントは気が付くと目先のタスクを何とか解決しなくてはいけないと頑張ることです。そういった時にふと思うのですが、「あれ?経営者の仕事を自分でしているんだっけ?」とハッと思わされる瞬間があります。

それが何かというと例えば現場のメンバーの方から

この会社がどういう方向性に向かっていくのか最近全然よく分かりません。

最近自分たちが全然見られている感じがしない。

うちの会社の文化が何なのかよく分からない。

などと言われます。

やる仕事は分かるのだけれど何を大事にしないといけないのか、どのような価値観を大事にしなくてはいけないのか、が全然分からないという話が割とよくあります。

そういった時にやりがちなのが、次の2つです。

  • 体制が整っていないからミドルマネジメントを規制・強化しようとする
  • 事業を伸ばす為に体制を組んで、新規事業に挑戦するのはいいのだけれど、なかなかうまくいかないことを「課題の本質」と捉えて責任を押し付ける

会社の方向性を決める意思決定は誰がするのか

でもよく考えてみて下さい。

自分たちの会社が何者で、どこに向かっていて、どうありたいのかという姿は現場から出てきますか?

うちの会社はこういう存在で、どういう方向に向かっていて、これから先どうありたいと思っているのか、どうあるべきなのか、ということを語れる社員がもしもいたとしても、その人は会社の方向性を決める意思決定権は持っていないわけです。

もちろん意見出しはできますが、会社の方向性を決めるのは経営者になります。

なので、例えば自分たちの会社が

  • 社員が一丸となってくれない
  • 自律的に動いてくれない
  • 自分たちの意思で動き回ってくれない

など「社員のせいだ!」と言う方がいますが、ポイントはそこではなくて実は経営者にあります。

経営者が、自分たちは何者で、どこに向かっていて、どうありたいのか、ということを決める。

そしてそれを発信して伝えて、共感してくれる人たちを増やしていくということをしない限りは、その会社は一丸となっていかないし、自分たちがどういう方方向性に向かっていくのかが分からないわけです。

解説動画はこちら

経営者の先入観、固定観念が意思決定を邪魔する

何がポイントかと言うと、自分の考えの中で何か課題が起きた時に自分のせいじゃないという風に人は思いがちなのです。でも実は経営上で起きている、もしくは会社の中で起きている課題というのはほとんどが経営者の固定観念によるものです。

分かりやすい例がありまして、直近だと企業としては在宅勤務にしないといけない、コロナウィルスの影響で在宅勤務・リモートワークにしないといけない、自宅から外出を自粛してもらわないといけなという状態になった時に、経営者がなかなか在宅勤務を意思決定できないというところがあります。

この背景にはもちろん機器が用意できていないとか、セキュリティの環境が用意できていないとか、そもそもの仕事がそういった仕事ではないとか理由はいろいろあると思います。

しかし、そもそも在宅勤務にした時に社員が一生懸命働いてくれるのか、さぼるのではないか、仕事が上手く回らなくなるのではないか、そういった先入観や固定観念というものが邪魔をして、意思決定を経営者が出来なくて「はい、じゃぁ、出社して下さい」という形になるケースが多いです。

今回のケースで恐らく強制的に、もしかしたら準備が出来ていなかったのかも知れないですが、リモートワークや在宅勤務に変わった時に何人かは思ったと思います。

「あれ?これ意外と仕事回っていない?」「事業も回っていない?」ということに。

オフィスを華美におしゃれにすることが正しい時代

昨年、一昨年前に普通に起きた出来事なのですが、人を採用する時はオフィスを綺麗にしておかないといけない、華美におしゃれにしないといけないみたいな風潮があって、そのオフィスの内装費にたくさんお金をかけたりだとか、ロケーションが大事だからといい場所にオフィスを構えたり…これは全然間違っていないのですが、それをして今どういう状況かというとそのオフィスにほぼ人がいないという状況が起きています。

これは明らかに本質からズレてしまっていると思います。

リモートワークや在宅勤務が全ての課題を解決するとは全く思っていませんが、こういう意思決定をする時に、日頃から自分たちと同じくありたい姿、あるべき姿に共感してくれる仲間が集まっているからこそ、「性善説」で、人を信じて彼らにその仕事を託す・任せる、そして自分は彼らが道に迷わないように方向性を示すというところが求められます。

経営者の固定観念で企業の成長・進化が止まる話

経営者が持っている固定観念が強ければ強いほど、企業の成長や進化が止まってしまいます。

非常に怖いことですが、自分の固定概念が固まってきている、柔軟性が持てなくなってきているというのを、自分で感じることは、とても難しいです。

私たちもそうですが、自分の会社では常に社外のパートナーを入れるようにしていて、そういった方たちと例えば週1回、もしくは2週に1回、壁打ちをさせてもらっています。

自分たちが今どんな課題があって、それがなぜ起きていて、自分たちのありたい姿がどういう状況で、比較した時に現状がどうなのか、そのありたい方向にきちんと向かっているのかどうなのかというところを確認する時間を持たせてもらっています。

そこでは守秘義務の契約はもちろんですが、もしも思うところがあれば遠慮なく言ってもらうようにしています。

時には傷つくこともあります。厳しいことを言われることもあります。

社外パートナーからの質問

「それは本当にCEOがするべき仕事ですか?」
「自分の固定観念に苛まれてないですか?」
「なぜあなたがその仕事を手放せないのですか?」

と聞かれた時に

この仕事は私しかできないと思います。

と答えると

それは橋本さんの単なる固定観念ではないですか?

と言われたりする訳です。言われて我に返ると確かにそうかもしれないと思ったりします。

経営者である自分が経営の仕事ができないとしたら一体誰が経営の仕事をするのでしょうか?

自分自身が持っているタスクは社長・経営者としてやらなくてはいけないことはあると思います。

しかし、それ以外の仕事はほとんどの場合が他の人でもできることです。

そういったところの体制を組んで自分が本当に必要でやらなくてはいけない仕事に集中できる環境をつくることが一番大事だと思います。

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